四日市市 Y様邸
作業・施工内容
敬愛してやまない先輩から、工場の陸屋根が雨漏りしてきたので直してほしいと防水のご依頼を頂きました。
防水工事といってもピンキリで様々な方法がありますのでいくつかご提案させていただきました。低価格で早くできる方法や、費用は高くなりますが最新の施工方法などお話させていただいたところ、高くてもいいので長持ちする方法で施工してほしいとのことでしたので、ウレタン防水通気緩衝工法で施工させていただくことになりました。
今回、下地の防水層が膨れて亀裂が発生し雨漏りしていました。
ここで防水層が膨れる原因について少し説明させて頂きます。建物を形成していくうえで雨風にさらされたり、湿気などで建材にはどうしても水分が含まれています。少量でも水分を含んだ建材の上から防水工事を施すと、施工後に太陽などの熱によって温められた水分が、蒸発しようと出てきます。そのため水分が防水層を下から押し上げ膨れてしまい、結果、膨張に耐え切れなくなり防水層が破れて雨漏りにつながってしまいます。
そこで今回の通気緩衝工法ということになります。
通気緩衝工法は膨れることを想定しての施工方法となっています。これまでの防水の工法とは異なり建材と防水層を密着させるのではなく、通気緩衝シートを建材に敷き詰めその上からウレタン樹脂で防水をしていきます。
通気緩衝シートは部分的に密着しているだけですので間から水蒸気が逃げていく仕組みになっています。夏場に熱せられて水蒸気が発生しても通気緩衝シートの下を通り、高いほうへ逃げていきます。あらかじめ高いところに設置していた脱気筒から水蒸気を逃がすような構造となっておりますので、防水層が膨れて裂けるというようなことにはなりません。
10年保証も付いておりますので、これで安心してお仕事に励んでいただけると思います。
エリア | 四日市 |
---|---|
施工内容 | 陸屋根防水 |
施工日数 | 30日 |